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体罰禁止と子供の教育

教育として体罰が禁止となったことは、良いことである反面、悪い影響をもたらすことでもあるように感じます。以前、世界的に有名な野球選手が、子供に野球指導を行っていた時に、注目すべきことを述べていました。今の子供というのは、体罰が禁止になったことにより、体で物事を覚えることができなくなってしまっています。そのため、自分で良いことと悪いことを判断することが子供の時から求められるようになったと、その野球選手は述べていました。大人がげんこつなどをすることで、子供は痛みとともに悪いことと良いことを見極めることができました。しかし、それが禁止されるようになり、結果的に子供の理解力が求められるようになったのです。これは果たして良いことなのか、悪いことなのかよくわからないところです。昔の子供はげんこつ一つで理解することができましたが、今の子供は教育上体罰を受けることがないので、物事の善し悪しを判断することを自分に委ねられていると言えます。

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